2022/03/01

JSDSS2022シンポジウム2日目3/12(土)プログラム詳細 - 3/10更新

9:50〜 会長挨拶

10:00〜 東京理科大学学長 石川正俊様

10:15〜 講演1 「東京理科大学におけるデータサイエンス教育」
         東京理科大学データサイエンスセンター長 矢部博教授

ご経歴:
 1977年東京理科大学理学部応用数学科卒業、1982年同大学院理学研究科数学専攻博士後期課程修了、理学博士の学位を取得、その後、東京理科大学工学部教養講師(その間、米国ライス大学数理科学科客員研究員)、経営工学科助教授、理学部応用数学科助教授、数理情報科学科教授、応用数学科教授を経て、現在、データサイエンスセンター教授、センター長。
講演概要:
 東京理科大学では、理学系・工学系・薬学系・生命医科学系・経営学系の学部・研究科・研究所の専門領域の研究とデータサイエンスとの融合を図るために、2019年度にデータサイエンスセンターを設置しました。今回の講演では、当センターの取り組みを中心に本学のデータサイエンス・AIに関連した人材育成システムについて紹介します。
 
 
11:10〜 講演2 「大学におけるデータサイエンス教育の現状と、これから求められる人材育成」
         株式会社 ベネッセコーポレーション 黒岩友樹様

ご経歴:
 2008年(株)ベネッセコーポレーション入社。2018年まで高校事業にて、全国の高等学校の教育支援を担当。2019年より大学事業を担当し、現在では、大学・社会人領域における人材育成に関する支援業務に従事。Udemy Businessを始めとした、主に大学領域における事業開発・推進を担当。
講演概要:
 迫りくるSociety5.0社会やDX時代の人材養成などに合わせ、大学教育はさらなる変化・進化を求められています。大学教育を取り巻く環境変化や、全国の大学のお取り組みのご紹介を中心に、数理・AI・データサイエンス教育ならびに大学教育のDXに関するお取り組みのポイントをお伝えします。
 
 
13:00〜 基調講演「行政デジタル化の課題と目指すべき方向性」
         経済産業省 商務情報政策局 吉田泰己様

ご経歴:
 2008年経済産業省入省。2015年から2017年までシンガポール・米国に留学。海外のデジタルガバメントの取組について学ぶ。2017年より情報プロジェクト室で経産省DXオフィスの立上げ、事業者向け行政サービスのデジタル化を推進。2020年7月より情報プロジェクト室長。2021年よりデジタル庁企画官を併任。
講演概要:
 新型コロナウイルス感染拡大下で行政サービスのデジタル化の遅れが改めて確認された。行政がデジタル技術を通じてユーザー中心のサービスを提供するには組織も含めた変革が必要になる。約5年間行政デジタル化に従事し、経産省・デジタル庁に勤務する講演者の経験から、現在の課題、デジタル庁の果たす役割について論じる。
 
 
14:00〜 講演3 「次世代酪農におけるAIを用いたデジタルトランスフォーメーション(DX)の実現」
         東京理科大学 理工学部 経営工学科 西山裕之教授

ご経歴:
 東京理科大学大学院理工学研究科部経営工学専攻博士後期課程修了・博士(工学)取得後、東京理科大学理工学部経営工学科にて助手、助教、講師、准教授を経て、教授に就任している。専門分野は情報工学であり、研究内容として分散人工知能に基づくロボット・センサ群の協調制御システムの設計や並列高速論理型機械学習器の開発・応用等を実施している。
講演概要:
 近年、酪農の世界にも様々なロボットやIoTが導入されるようになりました。本講演では、酪農ロボットから得られる様々なデータに対してAIを用いて解析しデジタルトランスフォーメーション化することにより、農場で働く酪農家の方々を支援するとともに、乳牛や子牛の健康や繁殖を助け、結果的に生産性を高める新たな可能性について説明します。
 
 
15:00〜 講演4 「文章要約AIと自然言語処理の未来」
         株式会社バズグラフ 宮下 崇様

ご経歴:
 3年間で異なる業界・業種にて10社を起業し3社のEXITを経験。投資家として多分野の企業設立を支援し活躍する一方で、株式会社バズグラフにて取締役ブランディングマネージャーを務める。自社独自開発のAIサービス「文章要約AIタンテキ」を携え数々の受賞を実現。サービスを認知拡大へと導いている。
講演概要:
 独自開発の自然言語処理解析エンジンを駆使した「文章要約AI」は、長文も瞬時に要約可能なWEBサービス。バックオフィスの効率化から緊急性を要する情報の精査まで、API連携による活用方法は多岐に渡る。自然言語処理の未来を担うサービスの応用方法を、スタートアップ企業ならではの魅力を合わせてお伝えしていく。
 
 
15:30〜 講演5 「シリコンバレーのこれまでとこれから~AI/MLの進展とともに~」
         AZCA, Inc. 石井正純様

ご経歴:
 日本IBM、McKinsey & Companyを経て1985年にシリコンバレーに経営コンサルティング会社AZCA, Inc.を設立、以来日米企業の新規事業開拓支援やグローバル人材の育成を行っている。中部大学客員教授および東洋大学アカデミックアドバイザーを兼任。東京⼤学⼯学部計数⼯学科卒、スタンフォード⼤学よりコンピュータサイエンス修⼠号取得。
講演概要:
 「人工知能」という言葉が正式に定義された1956年のダートマス会議以来、人工知能の研究はシリコンバレーでも盛んになり、シリコンバレーの発展とともに大きく進化してきた。本講演ではシリコンバレーのイノベーションエコシステムの発展と人工知能・機械学習の進展を講演者の実体験も含め振り返り、今後を展望する。
 
 
16:30〜 研究発表奨励賞授与式 総評:八巻直一前会長

閉会式 シンポジウム実行委員長挨拶