2024/01/15

2024年 年頭挨拶

日本ソーシャルデータサイエンス学会会員の皆さま
 

日本ソーシャルデータサイエンス学会会長の水野信也です。
本年もよろしくお願いします。
 

当学会は2014年に設立し、10年が経とうとしています。
この10年の間に、社会の構造は大きく変化し、2023年は生成AIが社会に普及した年と
なりました。この大きく変わる社会では、将来の予測が難しく、今までの常識が非常識
となり、またその反対も起こっています。私たちの日々の暮らしが便利になる一方、
このような変化に対して不安に思う方も多いかもしれません。
 

当学会では、データサイエンスを社会に広めるため、活動を続けて参りました。
データサイエンスの一つの役割は、データを活用しての社会の課題解決であり、当学会
では、専門的な知識や技術を活かした活動を行うことで、社会貢献を行おうとチャレン
ジを続けてきました。教育面でも、変わらない知識をベースに、進化し続ける技術への
アプローチを続けております。このような活動は、一気に花開くものではなく、地道な
活動の継続によってもたらされるものだと考えています。
 

またこのような活動は、所属、経歴などを超えた当学会の会員の皆さまによって支えら
れてきました。激しく変化する社会において、少しでも安心できる社会をつくるために、
データサイエンスを起点に学会活動を進めて参りますので、変わらずご協力を頂ければ
と思います。
 

当学会10年と節目の年に、今一度設立時の初心に戻り、改めて現在のデータサイエンス
を皆さまと考える年になればと思います。
 

会長 水野信也(順天堂大学)